カヤー州は2011年までは外国人の入域が制限されていましたが、州都ロイコーは許可なく行くことができるようになりました。まだまだ訪れる外国人は少なく、観光地としては整っていない部分も多いですが、その分自然や人々の普通の生活を垣間見ることができます。
まだ観光化されておらず、普通に生活をしている首にリングを重ねて付けているカヤン族（首長族）の村を訪問できるのはここだけです。

ロイコーまでヤンゴンから空路約1時間で行くこともできますが、インレー湖をボートで南下すること約5時間。パオ族、インダー族の村々を通過して最南端のペコンへ。そこから車でロイコーに向かいます。

カヤー州は仏教国ミャンマーでは珍しく、キリスト教、ローマカトリックが多数を占める州で、いたるところに教会を目にするのも、他の地方とは異なっています。
日曜日には多くの人々が教会に集まります。

カヤン族（首長族）の村々は、キリスト教、仏教、アニミズムと村によって宗教が異なりますが、争うことなく平和に共存しています。

トウモロコシ畑や棚田の中を歩いて村々を訪問します。村の人々は笑顔で出迎えてくれます。

またカヤー州の料理には特徴があります。
一般的にミャンマー料理は油が多く、唐辛子をたくさん使いますが、カヤー州の料理は油が少なく、唐辛子の代わりに胡椒が多く使われており、日本人の口には合います。
香辛料や胡椒を使って作られたカヤーソーセージや独自の方法で作られた地酒を楽しむことができます。